2007年9月26日水曜日

花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~ あらすじ12

第12話 最終話 オレたちが守る!

 瑞稀は、パスポートの入った財布を落としてしまい探していた。実は、財布を拾ったのはブロッサム学園の花屋敷ひばりだった。花屋敷ひばりは三寮長に桜咲学園に女性がいると話してしまう。それを知った、佐野は花屋敷ひばりにパスポートを返して欲しいと頼むが、花屋敷ひばりは本人が来れば返すという。

 三寮長が偶然、管理事務所で着替えをする生徒(女)を見てしまう。瑞稀とは気づかない三寮長だったが、学園に女性がいる事がわかり、誰が女性なのか探そうとする。

 学園が混乱している中、佐野は再度、花屋敷ひばりにパスポートを返してくれるよう頼む。財布とパスポートを返してもらった佐野は、机の上に財布を置いておく。瑞稀は、それを見つけて、一安心する。

 一週間後、管理事務所前で待ち伏せしている三寮長に気づかず、着替えをしに行く。三寮長は、瑞稀を疑い、生徒会室に呼び出し、「お前は、女か?」とたずねる。瑞稀はそれを認めると、佐野と中津が生徒会室に入ってくる。2人は以前から瑞稀の秘密を知っていたと告白する。瑞稀は、学園をやめると言い出す。三寮長が卒業する来年の3月まで学園にいられることになる。

 どうするか悩む3人の前に校長、椿がやってきて、「後悔する暇があったら、今を存分に楽しみなさい」と声をかける。

 学園祭準備中、瑞稀は脚立から落ち意識を失ってしまう。校医の梅田を呼びに行く間に、中央が、瑞稀のワイシャツのボタンをはずすと、瑞稀が胸を潰すために着ているベストが... 梅田が現れて瑞稀を担ぎ保健室へ連れて行っていったのだが...

 意識を取り戻した瑞稀は、迎えに来た佐野と歩いていると中央に呼び止められる。食堂にはみんなが揃っていて、中央が「お前は女なのか?」と言う。瑞稀はみんなの視線に耐えられなくなり、部屋を飛び出てしまう。

 翌朝、瑞稀を迎えたのは、冷たい雰囲気のクラスだった。そんなクラスメイトに瑞稀は、自分は女だと認め内緒にしていたことを謝る。しかし、受け入れてもらえない。やるせない瑞稀は、教室を飛び出してしまう。

 そんな、クラスのみんなに佐野が、瑞稀が学園に来た理由を話す。佐野の話を聞いたみんなは、態度を一変、クラスのみんなで瑞稀を守ろうとする。

 学園をやめることにした瑞稀だったが、校長、椿が学園祭を楽しむよう言われ、学園祭に「メイド喫茶」のメイドとして盛り上がる。

 学園祭も終りになり、生徒たちは打ち上げに向かう。瑞稀も佐野に誘われるが、忘れ物をしたからと言って部屋に戻り、思い出の部屋を見渡し別れを告げると、スーツケースを持って部屋を出る。

 外では、佐野、中津を始めとした全員が瑞稀を待っていた。みんなに別れを告げた後、梅田が空港まで送って行ってくれる事になるが、梅田は佐野を誘う。スクールバスに乗り3人で空港へ向かう。

 空港で佐野は、瑞稀が桜咲学園の生徒ではないと確認すると「じゃあ、男じゃなくなったわけだ」と言い、瑞稀の気をそらした瞬間、瑞稀を抱きしめキスをする。そして、今度は自分が会いに行くからと言う。別れて歩き出した瑞稀は振り返り、「大好きだぜ!」と思いを告げる。

 1ヵ月後、カリフォルニアで暮らす瑞稀のもとに、どういうわけか「桜咲学園」の号外新聞が飛んでくる。折りたたまれた新聞を開くと、桜咲学園の修学旅行がカリフォルニアになったとの記事が...