第１話 禁断の男子寮突入
高校2年生の芦屋瑞稀（堀北真希）は、アメリカの高校からイケメンぞろいの桜咲学園に編入してきた。桜咲学園は全寮制の男子校。男子校に女子高生の瑞稀が編入したのには、深い訳がある。訳とは、高跳びの選手である佐野泉（小栗旬）である。佐野は足の怪我を理由に高跳びを止めていたのだが、その佐野に瑞稀は再び高跳びをしてもらうよう説得しに来たのだった。
全寮制の桜咲学園には、格闘系の第一寮、スポーツ系の第二寮、演劇系の第三寮 の３つの寮があり、ちょうど、寮対抗のマラソン大会のため（優勝寮には土日外泊1年間という特典が与えられる）各寮は足の速いメンバーを集めようとしていた。各寮は足が速いと評判の瑞稀の獲得に必死だったが、佐野が第二寮と聞くと、瑞稀も第二寮に入寮し、同室となった。
マラソン大会のメンバーに選ばれた瑞稀は、佐野に自分がマラソン大会で優勝したら、高跳びに復帰してほしいと頼む。マラソン大会当日、瑞稀は何者かに鋭いポイントがついたスパイクで足を踏みつけられ、怪我をしてしまう。怪我をした瑞稀は、痛みをこらえ走り続けたが、最後グランドに戻ってきたころで痛みに耐えられず、倒れこんでしまう。佐野が瑞稀を背負って保健室へ連れていった。目を覚ますと、校医の梅田先生（上川隆也）が付き添っていた。梅田先生に瑞稀が女の子であるとバレてしまう。